貧乏暇無し。哲学的に人生を考える坊主、吾作だ。

 世の中ゼニであって、ゼニがなくてはあの絢爛豪華な袈裟を着ることはかなわぬのであって、なんとかゼニを稼ぎたいところである。金がねー、金がねーと騒いでおったら徒党を組んでおったリッチな陰陽師女人が採集→生産→売却という、まぁ、オーソドックスながらナイスな方法でガッポリ稼いでおるというので、ワシも早速取り入れることにしたわ。

 立ったりしゃがんでる輩が集まっているところが怪しいとのことを小耳に挟んだので、ワシもまねてみる。ウホホホ。取れる取れる。水がガッポリだ!早速コイツを捌いて・・・。水なぞ売れるか!他にも消し炭やら綿花やら皮がとれたので売りさばきに街へ。二束三文ではないか!やってられぬわ!

 再び先日知り合いになり、ふれあう袖も多生の縁と勝手に知人登録していたナイス忍者ボーイやマッチョ鍛冶屋と徒党を組んで狩りに出かけようかなと思ったら、違う忍者メェンが声を掛けてくれたのでご一緒したわけだ。

 あまりの見窄らしさに哀れと思ったのか、忍者メェンが『俺についてこぃ!』と。なんだろうとついて行くと、『コレをやる!』と首に巻く数珠と帯、さびた胴を買ってくれたのである。吾作感激!ちょっと店覗いたら、単位が違うではないか!貫て!ワシは文しか知らぬぞ!貫て!

 あまりのうれしさに、狩りの間中、ずっと忍者メェンに『英明・壱』をかけておったが、忍者にはあまり意味がないと知ったのは落ちてからであった。


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2007-12-10 (月) 03:46:47