オォ・・・オオォゥ・・・・
例の洞窟では、時折うめくような声が聞こえてくる
そこは修験者でもいくことは出来ない場所であった
険しいわけではない
いけば生きては帰れぬと誰でもわかる場所であったからだ
その洞窟の入り口は草木などで覆われていて、見逃しやすくなっている
そのあたりは臭気が満ちていた
周りの木々は一応のことまだ生きている、が生気はほとんどない
動物はそこにはいない。近寄ることができないからだ
夜になれば何かしらでてくるということは誰でもわかる
その洞窟の中では、ある男が一人いた
ぼろぼろの衣をまとい、札をもって何かしらつぶやいている
そのつぶやきが終わると、手の札が青く燃え出した
男は熱いと感じさせないほど、無表情であった
いや
熱くはないのだ
そしてその札が燃え終わると、あたりに青く、丸い光がいくつもでてきた
決して明るくない。薄く、そして少し暗いような光だった
それが下に落ちると、地面から何かがでてきた
複数である
それはもうこの世の生き物ではなかった・・・
そして男は一人、冷笑した・・・





「おい、城戸、話がある」
そう呼ぶのは恒邑であった
寝起きの城戸はとりあえず顔を洗い、着替えをしてから恒邑のいる部屋へと向かった
「話とは何です?」
「まあ、よくわからないんだが・・・どうにも今回の件と関連性が高い」
「といいますと?」
そこで少し間が空いた。恒邑は少し戸惑い、そして話し始めた
「実はな・・・」
恒邑の話は妙であった
先日、山菜取りにいった村人が帰ってこなくなったという
山で遭難したか・・・と皆が思い、捜索したが見つからなかった
しかしよくよく考えてみると遭難するのはおかしい
なぜならば、あの村人は山菜取りでいく場所は山道に近い場所である
それに迷わないように村人達が立て札をつくり、ある程度の場所の木を切り、帰れるように道をつくった
村へ帰る道を除けば、山頂に登る満ちはひとつだけしかない
その村人はその登山道をいったのでは?
それはない、と村人は皆口をそろえていったという
皆が恐れている場所・・・つまり今回の件の場所
そこの近くには鳥居やお札、地蔵などがあるそうだ
それ以上は立ち寄らない・・・立ち寄れば必ず帰れなくなる
それが皆のおきてだという
その場所は登山道から近い場所にある
そのため、登山道を歩く人はいない、そう言うのだった
「それで、どういう関連性が・・・?」
「まあ、聞け」
そしてまた恒邑は話し始めた
なんとしても見つけよう、そうして捜索が始まったが、全然見つからない・・・
それから一日後・・・つまり一昨日
夕方から夜にかけての話らしい
ある村人の数人が山菜取りにいった際に見たという
何を?
いろいろ見たらしい
例を挙げれば・・・人魂や生首・・・そして・・・
先日遭難した村人であったそうだ・・・
なぜわかるか?
その村人、質素ながらも目立つ装飾品をつけていたらしい
首飾りなど・・・
それが、その幽霊達の集団の中にいたらしい
その格好をして・・・
その集団は生きているものを見つけようとしていたらしい
現に他の村人が襲われるのを見たそうな・・・
「それは・・・」
「どうだ、城戸。何かつかめそうではないか?」
「・・・」
「まだ話があるが・・・実は」
「いえ、まってください」
まだ話は続きそうだったが、止めた
「どうした?」
「もうそこまでわかったのなら、そこへいくべきでは?」
ふむ・・・と恒邑はためいきをついた
「まて、まだわからないことがおおい」
「というと?」
「まず奴らの数・強さ、どいつが指導者か?生者を本当に引き込むのか?何を目的としているか? これらがわからない限り、行動できない」
・・・
城戸は恒邑の言葉を考えた
確かにもっともなはなしだが・・・
「とりあえず、情報収集から?」
「ああ」
早めに終わらさないとな・・・
なにやら行く前から良くないことが起きてしまったようだ・・・
「・・・それを象徴するかのごとく雨がふるか・・・」
一人で外を見て、つぶやく
その言葉どおり、少しずつ雨が降り始め、大雨と雷鳴がとどろいた・・・


やばい・・・
一番話がおかしい・・・w
もととはいえ、あとで修正するのは骨が折れそう・・w
まあ、休みますかな・・・w
では・・・w

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Last-modified: 2007-12-10 (月) 03:46:47