冬山に舞う紅
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開始行:
今までのお話はこちら⇒[[ひげひげ人生劇場]]
ひげ一家の生活から人生の素晴らしさを知ってもらおうと書い...
----
それは遠い遠い昔の話。。。
−信濃・松本−
町人『嘘じゃねっ!オラ本当に見ただよ!ありゃぁ人間じゃね...
松本の茶屋の前には人だかりが出来ています。一人の町人がま...
町人『あの目はモノノケの目だ!奴は人の形をした化け物じゃ...
その町人の言葉に周りの人だかりからざわめきが起きます。す...
東光坊『あの娘の名は紅葉(くれは)。奴は深い悲しみに苦し...
その言葉でさらにざわめきが大きくなります。
町人『季節が過ぎても枯れるに枯れれない。。。だからいつま...
そう。。。信濃は上越。今やすっかり雪景色となっています。
若者『その紅葉っていう奴ぁどこにいんだい?』
ざわめきの中から、若者が出てきました。顔には無精ひげをは...
東光坊『む?お主紅葉の元に行くつもりか。。。?』
若者『あ?。。。あぁそうだよ。だってそいつは死ぬに死にき...
その若者は軽く言ってのけます。
東光坊『バ、バカな!紅葉は500年も生き続けているのだぞ...
若者『んなこたぁ、やってみなきゃ分かんねーだろうが』
若者はさっきまでまくし立てていた町人を手招きします。
若者『アンタ場所分かるんだろ?』
そういうと若者はにかっと笑いました。
#br
#br
雪深い山の中を町人と若者が歩いています。
町人『旦那ぁ〜 やっぱりやめましょうぜ』
半分泣きそうな声です。
若者『うるせぇ!ここまで来て引きかえしたら格好つかないだ...
町人『そんな〜 オラは格好より命が大事だぁ』
しかし若者に睨まれてしぶしぶと歩き続けるのでした。
#br
山に入って数刻。遂に目的の場所に辿りつきました。
町人『だ、旦那!あそこの木の根元に紅葉の奴いるだ』
若者『そうか。。。案内ご苦労だったな。お前は先に帰ってい...
若者は一人で、紅葉に接近します。
若者『おい!アンタが紅葉さんかい?』
紅葉は若者の声に反応して振り返ります。その瞳は深い悲しみ...
よく見るとまだ若い娘じゃねーか。それがどんな辛い思いした...
紅葉『。。。お前は私の苦しみを解き払ってくれるのか?』
若者『ん?。。。あぁそのつもりで来たんだがな。よけりゃそ...
紅葉『。。。京の都で陰陽師としての修練を積んでいた頃。私...
紅葉の瞳がいっそう悲しさを増します。
紅葉『なのに!あの男は私を裏切った!あの男には正妻がいた...
突如話している紅葉の体が震え始めます。そして悲しそうだっ...
紅葉『私は死ねなかった!悔しくて、苦しくて!あの男が憎く...
紅葉の気迫に飲み込まれ身動きが取れない若者。
紅葉『ならば私を死なせてくれ!』
そう言うと紅葉は懐剣を抜き青ひげに襲い掛かってききました。
若者『ちょ、ちょっとまて!』
若者は紅葉を落ち着かせようとしますが、紅葉は聞く耳をもち...
なんてこった、こいつぁ魔物にとりつかれてやがる。殺らなき...
若者は準備していた弓を取り出し、矢をつがえます。しかし、...
上位陰陽道を極めた紅葉の前にただ逃げることしかできない若...
若者『ヤベーぞ。こいつ。。。強ぇな。。。だが俺はこんな所...
若者が無我夢中で投げた雷鳴丹が紅葉に当たり、一瞬たじろぎ...
若者から放たれた光の矢はまっすぐ紅葉の体に突き刺さりまし...
印を結びかけていた紅葉の手が力なく落ちます。
紅葉『私は。。。死ぬのか?』
若者はゆくっりとうなずき、紅葉に近づきます。
若者『アンタはその男のことが憎かったんじゃない。。。いま...
紅葉『。。。そうかもしれんな。。。いや、きっとお前の言う...
紅葉の瞳から妖気が抜けていきます。
紅葉『そういえばまだお前の名を聞いていなかったな。。。』
若者『俺か?俺の名は青ひげ。この腐った世の中を立て直す男...
紅葉『そうか。。。お前ならばやれるかもしれんな。。。あり...
糸が切れた人形のように崩れ落ちる紅葉。500年もの間、世...
#br
#br
ある人は季節が過ぎて冬になっても枯れることのできない紅葉...
しかし、本当にそうなのでしょうか。どんなに遠くからでも分...
山間の紅葉。それこそが本当の彼女の名前なのではないしょう...
青ひげが空を見上げると雪がポツリポツリ降り始めてきました...
それは遠い遠い昔の話。。。
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今までのお話はこちら⇒[[ひげひげ人生劇場]]
[[ひげひげ]]の書く日記はこちら⇒[[ひげひげ日記]]
終了行:
今までのお話はこちら⇒[[ひげひげ人生劇場]]
ひげ一家の生活から人生の素晴らしさを知ってもらおうと書い...
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それは遠い遠い昔の話。。。
−信濃・松本−
町人『嘘じゃねっ!オラ本当に見ただよ!ありゃぁ人間じゃね...
松本の茶屋の前には人だかりが出来ています。一人の町人がま...
町人『あの目はモノノケの目だ!奴は人の形をした化け物じゃ...
その町人の言葉に周りの人だかりからざわめきが起きます。す...
東光坊『あの娘の名は紅葉(くれは)。奴は深い悲しみに苦し...
その言葉でさらにざわめきが大きくなります。
町人『季節が過ぎても枯れるに枯れれない。。。だからいつま...
そう。。。信濃は上越。今やすっかり雪景色となっています。
若者『その紅葉っていう奴ぁどこにいんだい?』
ざわめきの中から、若者が出てきました。顔には無精ひげをは...
東光坊『む?お主紅葉の元に行くつもりか。。。?』
若者『あ?。。。あぁそうだよ。だってそいつは死ぬに死にき...
その若者は軽く言ってのけます。
東光坊『バ、バカな!紅葉は500年も生き続けているのだぞ...
若者『んなこたぁ、やってみなきゃ分かんねーだろうが』
若者はさっきまでまくし立てていた町人を手招きします。
若者『アンタ場所分かるんだろ?』
そういうと若者はにかっと笑いました。
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雪深い山の中を町人と若者が歩いています。
町人『旦那ぁ〜 やっぱりやめましょうぜ』
半分泣きそうな声です。
若者『うるせぇ!ここまで来て引きかえしたら格好つかないだ...
町人『そんな〜 オラは格好より命が大事だぁ』
しかし若者に睨まれてしぶしぶと歩き続けるのでした。
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山に入って数刻。遂に目的の場所に辿りつきました。
町人『だ、旦那!あそこの木の根元に紅葉の奴いるだ』
若者『そうか。。。案内ご苦労だったな。お前は先に帰ってい...
若者は一人で、紅葉に接近します。
若者『おい!アンタが紅葉さんかい?』
紅葉は若者の声に反応して振り返ります。その瞳は深い悲しみ...
よく見るとまだ若い娘じゃねーか。それがどんな辛い思いした...
紅葉『。。。お前は私の苦しみを解き払ってくれるのか?』
若者『ん?。。。あぁそのつもりで来たんだがな。よけりゃそ...
紅葉『。。。京の都で陰陽師としての修練を積んでいた頃。私...
紅葉の瞳がいっそう悲しさを増します。
紅葉『なのに!あの男は私を裏切った!あの男には正妻がいた...
突如話している紅葉の体が震え始めます。そして悲しそうだっ...
紅葉『私は死ねなかった!悔しくて、苦しくて!あの男が憎く...
紅葉の気迫に飲み込まれ身動きが取れない若者。
紅葉『ならば私を死なせてくれ!』
そう言うと紅葉は懐剣を抜き青ひげに襲い掛かってききました。
若者『ちょ、ちょっとまて!』
若者は紅葉を落ち着かせようとしますが、紅葉は聞く耳をもち...
なんてこった、こいつぁ魔物にとりつかれてやがる。殺らなき...
若者は準備していた弓を取り出し、矢をつがえます。しかし、...
上位陰陽道を極めた紅葉の前にただ逃げることしかできない若...
若者『ヤベーぞ。こいつ。。。強ぇな。。。だが俺はこんな所...
若者が無我夢中で投げた雷鳴丹が紅葉に当たり、一瞬たじろぎ...
若者から放たれた光の矢はまっすぐ紅葉の体に突き刺さりまし...
印を結びかけていた紅葉の手が力なく落ちます。
紅葉『私は。。。死ぬのか?』
若者はゆくっりとうなずき、紅葉に近づきます。
若者『アンタはその男のことが憎かったんじゃない。。。いま...
紅葉『。。。そうかもしれんな。。。いや、きっとお前の言う...
紅葉の瞳から妖気が抜けていきます。
紅葉『そういえばまだお前の名を聞いていなかったな。。。』
若者『俺か?俺の名は青ひげ。この腐った世の中を立て直す男...
紅葉『そうか。。。お前ならばやれるかもしれんな。。。あり...
糸が切れた人形のように崩れ落ちる紅葉。500年もの間、世...
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ある人は季節が過ぎて冬になっても枯れることのできない紅葉...
しかし、本当にそうなのでしょうか。どんなに遠くからでも分...
山間の紅葉。それこそが本当の彼女の名前なのではないしょう...
青ひげが空を見上げると雪がポツリポツリ降り始めてきました...
それは遠い遠い昔の話。。。
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[[ひげひげ]]の書く日記はこちら⇒[[ひげひげ日記]]
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