・・・
あまりにも身勝手すぎる
怨霊となった原因はそもそも斉藤家ではないか
敵国はただ調略をしただけ、
それを信じた上層部の人間が斉藤忍者を犯罪者と仕立て上げた
そのせいでその忍者は自害した。そして怨霊となるまでの恨みを抱えながら、蘇った

蘇ったわけではない
死霊として現世にとどまっているだけだ
それをどうにかするのは上層部の人間
それを下層部の、しかも直接かかわっていない人間を始末にいかせようとしている
何を考えている?
保身しか考えていないのか?
いきたくない。私は・・・上層部の操り人形ではない・・・!
しかし・・・
本当の真実を知るためにはいかなくてはならない
それが
どんな真実であろうとも・・・
・・・
行くしか
ないのか・・・
こんなに早く考えがつくとは・・・
しかし・・・
これが最期かもしれない・・・と思う
斉藤家に
仕えるのも・・・


翌日
城戸は再び農民もとい隠密忍者と出会った場所へと赴いた
「・・・ふむ、さて答えはどうですか?」
「それよりも聞きたいことがあります」
語調を強くして相手の気を削ごうとする。
それに押されたのか、多少戸惑ったような表情をみせた
「聞きたいこととは・・・?」
「なぜ私にこのような話を持ちかけたので?」
また戸惑ったような。しかも今回は初めて見る戸惑いだった
「・・・それはわかりかねます」
「なぜ?」
「・・・は・・・?」
「なぜそれを言いに来たのか、そもそも事の発端は何なのか、放っておくと何が起きるのか!・・・あなた、実は知ってるんじゃありませんか?」
図星らしい
困惑し、どう答えたらいいものかと模索しているようだ
他の2人もこの質問に驚き、隊長がどう答えるのか、それを待ってるらしい
「・・・話さなければなりませんか?」
「はい、先日の話では真核について語られていないはず。」
「・・・話します・・・といいたいところですが・・・」
言い始めようと顔を上げた。どうやら今回は本当のことらしい。が・・・
「実のところ・・・私もわからないのです。ただ多少のこと、ああ、それは先日話したことですよ。それを簡潔に説明して来いと・・・」
うそではなさそう、だ
となればやはりいかねばならないのか・・・
「そうですか・・・」
沈黙する
さて・・・いかがしたものか
真相を知ってから行こうと思ったが・・・本当に知らないとは・・・
ならば言って確かめるしかない・・・とはいっても頭に問うても答えは出ないだろう
それならば・・・
「わかりました、とりあえずその場所へいくことにします」
「おお、それは有難い・・・!」
「しかし勘違いしてもらっては困ります。これは自分のためにいくのです。あなたたちのためではありません」
確固とした理由を告げるかのごとく、たんたんと言う城戸。
・・・
私としても真核をつきたいだけであり、ここで話が終わるのは駄目だ・・・
「わかりました。しかしながら・・・物見の報告によるとかなりの数の死霊がそこにいるとか」
「かなり?10数体以下でなく?」
あっけにとられた
いくらなんでも凄腕の忍者だろうがなんだろうが、複数を相手にして戦うのはきつい
ましてや凄腕でなく、下忍の一人である城戸が複数を相手にするなど考えずとも結果は知れてる
これは・・・流石に死ぬかもなぁ・・・
苦笑しながら心でいった
ただ笑い事ではない、それは理性から離れてはいない
「ですので、徒党を組んでいかれるのが良いかと・・・」
「ふむぅ・・・となれば僧などと一緒にか・・・」
いきなりこんな話をしても困るだろう・・・
しかも忍者のもめごと。できるだけ忍者の手で穏便に終わらしたい、が・・・
仕方のないことか
「とりあえず、5日間の間に準備し、そのあとそこへいくようにします」
「わかりました。そう頭に伝えておきます」
シュっ・・・と消えていった
もちろんうしろのふたりも、だ
やっかいなことだが・・・
やるしかないよな・・・
今日は晴天という恵まれた日であった
まるでこの世に恨みなどが渦巻いているということがうそのように思えるほどすっきりとした晴天・・・
これから何が起こるか知らずに・・・城戸はいくことになる


ねむ・・・
とりあえずかきこ
完成したらあとでまとめて、小説とします
今は原案ということで
とりあえず・・・ねむいのでねます・・・
おやすみ・・・w

トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2007-12-10 (月) 03:46:48