最大のライバルは同業者・・・

 つまりだ、武芸者の最大の敵は忍者でも鉄砲鍛冶でも陰陽師でもなく・・・武芸者である。よほど弱い相手か、対人か・・・そんな場合でもなければ1徒党に2人の武芸者は必要ないからだ。近頃アタッカーとしての立場が危ぶまれている忍者・・・それでも忍者をやりたい人はそのまま続けるだろうが、アタッカーをやりたい人は侍に移ってくるかもしれない・・・そうやって武芸者が増えていくと、私が立場がどんどん弱く・・・。弱肉強食が世の理とはいえ、武芸不遇時代からこの道を邁進してきたこの身が、少々強化されたからと言って武芸を始めた俄仕込み共に遅れを取るわけにはいかないが・・・実績なんて知人以外相手には何の役にも立たないわけで。

 上で述べた話の繋がりで、私が党首をやりたがらない理由。
 一つは、私が積極的な性格でなく、初対面の相手を誘うのが苦手であるからだけれど、もう一つは私の立場上の問題である。これはつまり・・・武芸がしたいけどそれだけの力がないから仕方なく盾をやっている時、強い武芸者の影で盾役をやるというのは、正直言って、ちと屈辱的だったりするのだ。自分がそうだから他の人もきっとそうだろうと推察する。特定のボスを倒したい時など、自分で党首をして人を集めた方が確実なのだが、基本的な徒党に盾役は二人ほしい。そんな中、侍の基本的役割とされる盾を放棄している私が、他の侍や鍛冶屋に盾を頼むというのは・・・とても気が引ける。それが、私が自分で党首をやらない理由である。だから私は、いつだって誘い待ち。

 何故こんな話になっているかというと、今日も今日とてぽけーっと誘い待ちだからである。今は他にすることもないので、とにかく楽しむこと最優先で、双刀使いとしてボス退治に行く、意外の誘いは断っている。昨日の地獄谷は充実していたけれど、事が事だけにいつもいつもそんな素敵が徒党があるわけでなし・・・暇な時間も多いわけだ。今日は果たして、このつづきを書けるか否か。


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Last-modified: 2007-12-10 (月) 03:46:48