今日はお勉強の時間です








「3人から構成される集団壱と、10人から構成される集団弐で、
 それぞれ店買いナシ(箔等は除く)で束帯を作ることにしました。
 さて、どっちが一定時間内により多くの束帯を作れるでしょうか」








                         答え:集団弐

そりゃそーですよね。
人数多いんですから。
でも効率、といった観点で見た場合はどうでしょーか。
ずばり、その点では集団壱が勝ります。

集団で特定の作業を行う場合、その人数が多ければ多いほど
作業効率は低下します。
つまり、1×10=10にはならず、1×10=7.5
くらいになってしまうわけです。
これを"社会的手抜き"といいます。
作業を行う各個人に対して、責任や貢献が鮮明にならない場合に
特に顕著に発生する現象なのです。
(※ちなみに、手抜きってなんか悪い言い方ですけど、この心理用語が
日本に入ってきた時に翻訳が下手だったんだと思います(´ヘ`;)

勿論状況によってこの現象は左右されますけど、数が多いほうが
絶対的に有利とは限らない、というわけです。
仮に数が同じでも、役割分担やモチベーションに差があった場合は
大きな違いになって結果に出てくると思います。

要するに、各個人が何をするべきなのかきちんと把握して、
積極的に行動を起こすことが数という力を最大限に発揮する
秘訣なのですね。




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Last-modified: 2007-12-10 (月) 03:46:46